バルセロナのサンツ駅で知らん黒人とチューした話(笑)クレカ貸して貸して事件

ななみえるヒストリー, 海外旅行記

こんにちは!

ななみえるです。

今回は、海外旅行記第一弾ってことで、スペインとモロッコに行った時のこと書こうかなと思います。
これがまた、伝説的なハプニングが笑
日程めっちゃ詰め詰めで、移動ばっかりの旅行ではあったんだけど、各地で刺激を受けて帰ってきましたよ。
全日程書いたら大変なことになるので、思い出深いエピソードだけピックアップして書いていきます!

【クレカ貸して貸して事件】

バルセロナのサンツ駅からマドリードに向かう長距離電車のチケットを買って、時間までスーツケースがらがら引いて駅でぶらぶらしてたら
いかつい黒人男性に英語で声をかけられ、、

男「君、日本人!?」
私「うん」
男「わお!よかった!俺これから日本へ行くんだ!羽田へ行って、それから福岡に飛ぶんだ!」
私「おおーそうなんだ!すごい!」
男「それでね、聞いて。マドリードから日本に飛ぶから電車で移動するんだけど、実は一緒に行くはずのタナカさんが、一本前の電車で行っちゃったんだ。それで俺は次ので行くんだけど、チケットを買おうとしたら機械が壊れてるからクレジットカードでしか買えないって言われたんだ。。現金渡すからさ、君のカード貸してくれない?」

いやいやいや笑
そんな危ないことできるかよ笑

私「ごめんそれは無理だよ。私も女一人なんだから危険なことできないの」
男「え、なんで?お金を盗み取る訳でもないし、個人情報がわかる訳でもないんだよ?俺はただ君のカードを使って欲しいだけなのに」
私「うん、確かにそうだけど、、」
男「じゃあ俺にカード手渡さなくていいから、この発券機に君自身で君のカードを入れてよ」
私「ごめん、やっぱり信用できないから力にはなれない」
男「え、なんで!?じゃあ現金君に多く支払うよ!この後欲しければジュースでもサンドイッチでもなんでも買ってあげるよ!君にはなんの損もないのになんで!?」

と、ひたすら私にデメリットはないことを説得され強く迫られ、、私はその場を早く離れたくて、仕方なくカードを使ってあげることにしました。

どきどきしながら発券機にカードを入れて、男が見てないのを確認して暗証番号を入力。
すると、まさかの発券機からアラートが出て、このカードはご利用いただけません、と。

よかった!支払いしなくて済んだ!!
これで解放される…と思ったら。

男「おかしいな。このカード会社なら使えるはずなのに。わかった、本当にこのカードが使えないのか、それとも機械がおかしいのかわからないから、インフォメーションに行って聞いてくる。そのカード貸して」
私「無理無理無理!だったら私が行くから」
男「君はここで待ってて!他の人に順番取られないように、この機械の前で待ってて」
私「だったらあなたが待ってて!インフォメーション場所わかるし、行けるから。絶対ちゃんと聞いて戻ってくるから」
男「わかった。俺がマドリードに行けるか、日本に行けるかは君にかかってるんだからな。頼むぞ」

ここで逃げればよかったと今なら思うんだけど、同時に、自分よりも強いのは体格からして明らかだったし、下手に抵抗したり逃げたりしたらまずいっていう恐怖にも襲われていました。

この時は不安と焦りで、冷静な判断なんてできなかったのです。

もう勘弁してくれと思いながらインフォメーションに並んでたら、いつの間に男がすぐ後ろにいてめっちゃびびって

私「うわ!」
男「インフォメーションここじゃないよ。もっとあっちの一番奥だ」
私「いや絶対ここだよ!informationって書いてあるじゃん!」
男「違うんだよ、チケット売買のはあっちなんだよ」
私「いや絶対ここだよ!私さっき来たもん!」
男「いや、ここからは見えないけどあっちのつきあたりにあるんだ」

ええ、もう何言ってんの!?そんなの全然ありそうにないし、100%インフォメーションここだし、一体なんなの、、

自分の電車の時間もそろそろ近づいてきたし早いとこ切り抜けないと、、
なんて焦って、ほぼパニックになってました。

とにかくこの男に早くさよならを言って、お金を取られることも襲われることもないように穏便に切り抜けなきゃ、と必死でした。
そんな時に…

男「もう時間がないから、わからないなら俺が行く。カード貸して。絶対悪用しないから」
私「ごめん、それはできない」
男「悪用する気がないのわかるだろ!?君のお金が欲しいんだったらさっさと奪って逃げてるし、個人情報なんてのもいらないんだよ。カードを使いたいだけだ。現金も多く払うって言ってるんだから信用してくれよ!だから貸してくれ」
私「それはわかってるけど、やっぱりできない」
男「いや、頼むよ。もう君とここでこんなに時間を使っちゃったんだ。急いでくれ。絶対戻ってくるから。俺の荷物も全部ここに置いて行くから。財布やケータイが入ったリュックも、スーツケースも君に預けるから。ここにいて待ってて。インフォメーションで確認できたら、必ず帰ってくるから」
私「カードは貸せないよ。危ない人じゃなくても、そんなリスク冒せない」
男「俺にとってこの荷物も大事なんだ、それを全部君を信用して預けるって言ってるんだよ。そこまでしてなんでまだ君は疑ってるの」

ただ急いでた男もだんだんとイライラしてきて、語気が強くなってきて、とうとう私の手を掴んで

男「君に悪いことするつもりないんだから。俺も君にこの荷物賭けるから。早く!」

自分より強い相手に逆らうと大変なことになるって震えていた私は、ついに

カードを手渡したのです。

バカだねぇ。

男は自分の荷物を全て私の元に置いて、カードを片手に走っていきました。

男の姿は徐々に人混みで見えなくなって、このちっぽけな私と、重量感のある大きな彼の荷物と、なんでこんなことになってしまったんだという情けなさだけがその場に取り残されていました。

いつまで待とう。
帰ってくるのだろうか。
この荷物、ダミーだったりして。
爆発物でもおかしくないな。
近くに助けてくれる人いないかな、、
でも万が一男が戻ってきた時に私が荷物から離れていたら、それこそ何をされるかわからない。
あと5分待って、帰って来なかったらこの場を去ろう。
それまではじっと待とう。
はぁ、何やってんだ。
これがひとり旅か。
でももう仕方ない。
なるようになれ。

地獄のように長い5分間。日本に無事帰れればいいや。あと1分だ、、、

と、ふと顔を上げたら!

なんと!

男がカードを片手に持って、走って帰ってきたのです!!

本当に帰ってきた!!

私は知らないうちに泣いていました。
男は息を切らしながら私にカードを返しました。

男「聞いてきたけど、やっぱりこのカードは使えないらしい」
私「本当に戻ってくると思わなかった」
男「怖い思いさせてすまなかった」
私「ううん、もういいよ」
男「助けてくれてありがとう」
私「ううん、全然力になれなくて本当にごめん。でも戻ってきてくれてありがとう」
男「君が俺を助けてくれようとした、その気持ちだけですごく嬉しいんだ。本当にありがとう、友よ」

私たちはこんな冷静じゃない状況で、お互いを裏切らなかったことに感動して、感謝をひたすらに伝え合いました。
私は安堵で涙が止まりませんでした。
男は私をぐっと抱き寄せて、力強くハグをしました。
お互いに感極まっていた、その瞬間。

あっ。

一瞬、頭が真っ白になりました。

彼は

 

私の唇を奪ったのです。

 

……ええええええ!!!

今キスした!

今こいつ私にmouth to mouthでキスしたああああ!!!!
やあああああああ!!!!!!

恐怖に襲われて、パニックになって、安心して号泣して、今度はキスされて。
もう頭追いつきません…

私が思考停止して意識が飛びそうになっているのをよそに、男はなんだか満足そうな、優しい表情をこちらに向けていました。

男「もうすぐ君も電車の時間だろう。俺はこれからどうにかするから、君はもう行って。君は大切な友達だ。いや、恋人にしたいな。日本に帰ったらぜひご両親に伝えてくれ、バルセロナで彼氏ができましたって」
私「ありがとう。素敵な出会いがあったって伝えておくよ」
男「また会おう」

というわけで、無事さよならを言って、カードもちゃんと取り返し、私はマドリード行きの電車に乗り込んだのでした。

まあこの後、カードがスキミングされてたら終わりじゃんってことに電車内で気付いて、マドリード着いてからケータイの海外パケット使ってカード会社に電話して、カード止めたんだけどねwww
そこから現金だけで生活するのしんどかったよーwww
海外に行くときはJCBはそんなに普及してないからVISAカードかAMEXを複数枚持っとくことを強くおすすめするよーwww


この経験から、はっきりNOを言えなかったことを反省して、知らないおじさんにひょこひょこついて行っちゃだめなんだということを学びました(遅い)。

☆今日の一言
ウクレレ弾きたい〜〜

ではまた!笑

(写真はマドリードのプエルタ・デル・ソルにてグリーティング中のプーさんら。恐怖。笑)